SEワンタンの独学備忘録

独学した内容や資格試験に対する取り組みの備忘録

【システムアーキテクト試験】合格目指して③ 第一回セルフ模擬試験

今回は2019年秋期のシステムアーキテクト試験に向けて、過去問を使ったセルフ模擬試験の振り返りを行います。

【実施の条件】

今回解いたのは勉強開始から手を付けずにとっておいた平成29年度の過去問です。

実施の時間帯は本番に準拠していません。
制限時間のみ本番想定で以下の通り、一年分の過去問を一日で解きます。

・午前Ⅰ:免除
・午前Ⅱ:40分
・午後Ⅰ:90分
・午後Ⅱ:120分

午後Ⅰ、午後Ⅱは問題を印刷の上、手書きで解答しました。
午前Ⅱは印刷し忘れたので後からIPAの過去問のPDFファイルを参照しながらPC上で解きましたが、激しい計算問題とかがあるわけではなかったので結果は基本変わらないと思っています。

余談ですが、SA試験は午後Ⅱ以外は応用情報レベルだという話をどこかで見ました。
午前はなじみがない用語は多いものの応用情報より範囲は狭いためまぁ納得。
午後Ⅰは業務内容の深さと時間制限が厳しめな点から流石にSA試験の方がレベルは高いだろうと思ってはいるのですが、現場経験よりも試験的なセンスの方が大きく効いてくるタイプの試験という印象なので、現場経験がなくても関係ないという意味では。

確かにPM試験とかだと午後Ⅰも結構難しいと言われているのを見るけどSA試験はあまりそうゆう話はあまり見ないんですよね。

【午前Ⅱ】

解答時の所感

システムアーキテクト試験の午前Ⅱ問題は他の高度区分試験と比較してもとにかく理解していない用語が多い。本試験で初めて見る用語もいくつかある。
解答時にも確信をもって解答できなかった問題が多く採点するまではかなり点数に不安があった。
時間的な制約はきつくなく、一度解きとおすだけなら制限時間半分の20分ほどで完了する。この点は他の区分と同様だった。

採点結果と到達度分析

自己採点結果:88点

自己採点だろうとこの結果に揺らぎはない、だから基本的に午前問題は試験対策がしやすい。

結果的に解答時に不安があった問題は正答だったケースが多く、思ったよりも点数的には高い結果となった。
システムアーキテクト試験の午前対策は現在の完成度に対して手を抜き気味であるが、予想に反して点数が高かったのは他の試験を続けて受けてきた結果であるとも思っている。

今回の場合で言えば、選択肢の消去法での絞り込みがうまくはまっていた。
知らない用語に遭遇した場合は、用語部分を読み飛ばしても解答できる設問になっていないか、選択肢の説明が自分が知っている他の用語を指す説明になっていないかなどを確認することで自信はなくとも選択肢を絞り込める場合がある。

とは言え上記は新問の対策に使うべきであって過去問からの出題にも使っているようでは不安定がすぎる。
高度区分は午前Ⅱで落としているようでは話にならないと思っているので、最終調整時期に入ったら午後が完成していなくても午前の完成に時間を割こうと思う。

午前は対策が結果にでやすいので午前が完成していない場合は、全体で合格率を上げるために午前に時間を割くことは有効だろうという考えです。

【午後Ⅰ】

解答時の所感

まずは問題選択、組み込み問題以外で考えたとき、問1~3で特定の問題を嫌う理由が特に思い当たらなかった。悩んでもしょうがないので表1を読み取るのがめんどくさそうだったので、「問1」と「問2」を選択。

問1

契約管理システムの構築問題。
内容自体が難解という印象はなかったが、解答が一意に定まっていない気持ち悪さが残る問題が多い。
後半はあまり時間的に余裕がなかったので、問題選択含めて45分以内に一問目の完了を目指して解答を埋めた。


問2

生産管理システム改善の問題。

こちらも話の内容は頭に入ってき易かった。
一部本文のそのままが解答になりすぎていて不安を感じる部分もあったものの、確信をもって解答を書き換えれる場合以外は本文抜き出しの方がよいだろう。
難しいという感触はなかったが時間的な余裕はあまりなく、5分程度しか時間が残らなかったので問1を軽く見直し一か所書き換えて終了とした。

採点結果と到達度分析

自己採点結果:77点
問1:32点
問2:45点

午後は自己採点が難しく、本番試験とで点数が揺れる可能性は多いにある。

問1は設問で問われていることが思ったより深かった部分はまるまる落としたり、表記揺れの部分は多少減点をしていった結果かなりギリギリとなってしまった。
問2はほとんど満点解答になっていたと思われる。多少の表記揺れで手心を加えて減点した。


午後Ⅰは知識面では現状に特に問題なしとみる。不安があるとしたら業務知識ぐらいだろうか。
試験テクニック的には本文と設問の読み進め方は問題タイプによっての切り替え方をまだ少し精錬する余地がある。

とは言え、集中力が十分にあれば、多少解き方にミスがあっても合格ラインを割ることは少ない感触である。
本番試験に集中力をもって挑むためには、午後Ⅰの対策はこのまま平凡に進めて、午前や午後Ⅱの対策にリソースを回し本番試験での精神的な余裕を作りたい。

また、問題選択にはSC試験やNW試験のように技術要素を軸に問題が成り立っていない場合が多いので、問題選択が若干難しい、というか判断基準が設定しにくい。
そのため私は業務要素で問題選択しようと思っている。DB試験にも共通している部分があるが、そもそもの業務部分になじみがない場合、問題文の理解が格段に遅くなる傾向があるためこれも有効な判断方法だろう。

要は会計システムがでてきたら捨てる

余裕があるなら最善は業務の勉強をすることであるが多分時間的な余裕はない。

【午後Ⅱ】

解答時の所感

実力的にギリギリの場合は特に午後Ⅱの問題選択は非常に重要だと思う。

問1は非機能要件に関する話、問2は柔軟性をもった設計に関する話。
今回は問1を選択することにした。

問2のような設計は業務中で経験はしていると思うが明確なストーリーがすぐに立たなかった。問2を選択した場合、設計業務の経験自体はある程度あるため設計にまつわる話を書くことは可能である。
しかしその場合、中身がないスカスカな論文になる可能性がある、また書きながら考える部分の比重が大きくなりストーリーのつじつまが合わなくなってしまう可能性が高いと判断したからである。

対して問1、非機能要件の要件定義にしっかりと関わったことはない。
しかし、似たような問題をPM試験の勉強で解いたことがあったため、勿論視点は変える必要はあるがストーリーの大枠は構築できる。

この点から問1を選択した。

私の場合は非機能要件は性能要件の1点打ちとなる。非機能要件という広い範囲で問われているうちは1つのストーリーがあれば十分だろう。

設問アまでで40分
設問イまでで90分
設問ウまでで115分ぐらいのペースで書き、規定文字数以上の論文を書き終えることができた。

採点結果と到達度分析

自己採点結果:B

午後Ⅱ以上に自己採点が難しく採点結果は目安にしかならない。

規定文字数は満たせている。誤字脱字も確認した範囲では見当たらない。ストーリーとして矛盾はない。客観的な分かりやすさの評価は自身では困難。
全体としては、以後の文章につながらない文字数稼ぎのような記述がある点は気になる。


設問ア

今回は対象業務とシステムの概要を記述するスタンダードなタイプ。

対象業務の概要で、後々問イで取り上げる業務(機能)の紹介とシステム概要の部分でクラサバ型からweb型への刷新で性能面は気にしておくべきことであるなどの伏線は張れた。
少なくとも大きな減点は食らわないだろう。

設問イ

まず設問アで登場させずに設問ウでも登場してこない機能の話を書いた。これはどうなのだろうか?今回深く降り下げていること以外にも考慮しています。というアピールになる場合もあるのだろうか。
個人的には今回は書き方があまりよくなく文字数稼ぎにも見えてしまうため減点対象でもおかしくないという評価。

検討プロセスについて。ひとまずは後から見返しても無理のないプロセス検討を書くことができたと思っている。しかし、現場経験がないことからいまいち詰めがあまいようにも感じる。リアリティの面ではその業界のそのシステムに関わった経験がないと出てこない業務内容で進めていることからある程度はあるだろう。
基本的に多少の詰めのあまさでは一発で不合格になるような減点はつかないだろう。

それ以上に設問イでは設問に対する充足度として、大きな減点対象となりうる点があった。
「業務及び情報システム両方のどのような視点から」という点が文章を読み返してみると非常に読み取りにくい。確かに検討プロセス自体は業務面もシステム面も絡めた検討にはなっているが、その視点を明示していない。

基本的には設問への対応部分は読み取らせるのではなく説明した方がよいのだろう。この点は設問によっては取り返しがつかなくなる可能性があるので、文章が多少不細工になっても明示するように気を付けたい。

設問ウ

書いた内容としては以下の通り。
設問イの検討結果を受けて、構成案を2案を用意する(こちらとしては一方の案を選択させる気満々)。2案のシステム的な違いとともに各案を選択した場合の業務影響を説明に沿え、その点で判断してもらう。
というストーリーだった。

意思決定者への説明としては十分な内容にはなっていると思っているが、今回求められているのは「工夫」である。
IPAから講評として「説明した内容だけを述べており、工夫に触れていない論述も見受けられた。」という記述があった。

やはりここも大した工夫が書けなかったとしても、その場合はなおさら「ここを工夫した」と、明示して主張すべきだと考える。
工夫した点として書いてあれば、工夫になっているか?効果はあるか?の観点で評価がされるかもしれないが、明示されていない場合、「工夫した点の記述なし」で評価され問ウをまるまる落とすような評価が付きかねない。それは致命的である。


結果として、論文の書き方の詰めがあまくなっていたように感じる。しばらく演習をサボっていたせいもある。経験が不足している内容についても書かなければいけないことが頻繁に発生する現状としては設問への充足度は絶対に落としてはいけない点である。
午後Ⅱについては単純な演習の他に見直しや書き直しを行い、書けるストーリーをできる限りで増やしたい。

自身が経験していない範囲を書けるようにするには、時間が限られている場合は合格論文からネタを拾うことは有効だと思っているので、今からでも合格論文集を買うか検討中。





全体として、現状のまま本番試験に突入するのは少し不安が残る感じでした。