SEワンタンの独学備忘録

IT関連の独学した内容や資格試験に対する取り組みの備忘録

【Windows】「BunBackup」でPCのファイルをバックアップする


PCのファイルをバックアップするー

BunBackup

前提

今回はBunBackupというフリーソフトを使用してPCのファイルバックアップを行います。
外付けハードディスクなどのPC本体の以外のディスクがあること。

ダウンロード

兎にも角にもまずは以下の公式サイトからツール本体をダウンロードしてきます。
※本サイトに記述がない使い方を調べたい場合などには確認してみてもよいと思います。

・公式サイト
nagatsuki.la.coocan.jp

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特に拘りがなければリンクの「窓の杜」からダウンロードしてしまいましょう。
私の場合は64bit版を選択しましたが、適切なものを選択しましょう。
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基本バックアップ

ダウンロードしたファイル(BunBackupS600.exe)を実行して以下の画面からスタートします。
この表示を仮に「ホーム画面」と呼ぶことにします。

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バックアップ(ファイルコピー)

もっとも基本的なバックアップは、所定のファイルを別のディスクにコピーするだけに近いです。
BunBackupを開いた画面から「+」マークを押下する。

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バックアップ元とバックアップ先を指定する。
バックアップには名前を付けることもできる。

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開始ボタンを押下するとバックアップが開始される。

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非常に簡単にバックアップが行えます。

注意点があるとしたら以下の点でしょうか。
バックアップ元フォルダバックアップ先フォルダを絶対に間違えないようにすること
・バックアップ元フォルダ配下のファイル(フォルダ)がコピーされる。

特にファイル単位のバックアップは一度切りになるということは少ないと思います。
定期的にバックアップを行うことを想定してバックアップの設定を保存しておきましょう。

ホーム画面のメニューから「ファイル>名前を付けて保存」で通常のファイルと同じように「バックアップの設定」が保存できます。

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「.lbk」という拡張子で保存されていればOKです。

リストアについて

一般にバックアップからの復元(元の場所に戻す)ことをリストアと言います。

今回のBunBackupというソフトでは「バックアップ元フォルダ」と「バックアップ先フォルダ」を入れ替えて実行することでリストアできると公式サイトに記述がありましたが、個人的には以下の理由で今回のツールの場合はリストアは手動でおこなってもいいんじゃないかと思っています。

・普通のファイル形式でバックアップされている
・設定によってはフォルダの指定を誤るとファイルを不本意に消す可能性がある
・リストアを行う機会は通常少ない、または実行しない可能性すらある


ここは実際に実行するときに決めればいいでしょう。

バックアップをカスタマイズする

ここからは実際に私が行った実用の設定になります。
用途が合えば参考にしてください。

定期的にバックアップする

■バックアップ要件
①最初に手動で全体バックアップを実行する
②3時間ごとに自動バックアップを行う
③バックアップは差分バックアップとする
④バックアップ元のファイル削除があった場合、バックアップ先の同ファイルも削除する

①最初に手動で全体バックアップを実行する

自動バックアップするための設定としては必須ではありませんが、容量が大きい場合はバックグラウンドで重い処理が動いてしまうこと、バックアップの設定が正しいことを確認することから一度手動で実行しておいた方がいいかと思います。

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②3時間ごとに自動バックアップを行う

自動バックアップのキモとなる設定です。
デフォルトでは設定できないようになっているのでまずは設定できるようにするところから開始します。

ホーム画面のメニューから「設定>機能表示設定」を開きます。
環境設定の「自動バックアップ」を選択してOKボタンをクリックします。

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次に、ホーム画面のメニューから「設定>環境設定」を開きます。
ここの「自動バックアップ」タブで自動バックアップの設定を行います。

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私の場合は3時間ごとに自動バックアップを行う設定にしてあります。
把握しきれていないのは、どこから3時間ごとバックアップを行うのかという点。

いろいろ設定してみた感じだと、0:00を基準にするっぽいです。

例えば今が2:13なら。
・10分間隔を設定
次のバックアップは2:20

・1時間間隔を設定
次のバックアップは3:00

・3時間間隔を設定
次のバックアップは3:00

詳細は実際に設定して確認してみた方が早いと思います。
まぁ「分」間隔はやりすぎだと思うので、数時間間隔か1日に一回定刻バックアップぐらいが妥当なのかなと思います。

ここまでの設定で自動バックアップが設定されます。
ホーム画面の左下に次のバックアップ日時が表示されていると思います。

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③バックアップは差分バックアップとする

バックアップの度に全てのファイルをバックアップすると容量が大きい場合、処理に時間がかかったり重くなったりするので更新、追加があったファイルのみをバックアップし直すということです。
①で全体バックアップをしているなら特別な設定は不要です。

一応、デフォルトの設定を確認しておきます。

バックアップ設定から「詳細」ボタンをクリックします。

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バックアップ方法から条件指定で以下のように設定されていることを確認します。

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④バックアップ元のファイル削除があった場合、バックアップ先の同ファイルも削除する

ここで言う削除とはバックアップ元フォルダにあるファイルを別のフォルダに移動した場合も含みます

デフォルトでは新しく作成したファイルについてはバックアップが行われますが、バックアップ元フォルダに存在するファイルを削除した場合はバックアップ先では削除されません

つまりファイルの削除や移動などが頻繁に行われるフォルダをバックアップ元フォルダに指定している場合、バックアップ先フォルダには過去のファイルが溜まっていくことになります。

逆に上記のような状況が好ましい場合には、この設定はする必要がないということになります。

設定方法です。ホーム画面のメニューから「設定>機能表示設定」を開きます。
バックアップ設定の「ミラーリング」を選択してOKボタンをクリックします。

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バックアップ設定から「詳細」ボタンをクリックします。
ミラーリング」タブが表示されるようになっていると思うので、「ミラーリングする」にチェックを入れてOKをクリックします。

私が行った設定はここまでで完了です。
設定が終わったら忘れないように設定を保存しておきましょう。

自動バックアップは全て裏で行われるので、特に一回目のバックアップについては結果を確認しておいた方がいいでしょう。

Windows起動時に自動起動させる

ここまでのアプリの設定で、アプリが起動していれば定期的にバックアップが行われるようになりました。

ただ、今の状態ではバックアップを実行するためには一度アプリを起動する必要があります。
ようはWindowsPCを起動したらアプリも自動起動してほしいなと思ったので

もしかするとアプリ内の設定で自動起動の設定があるかもしれませんが、ここではWindows自体の設定で自動起動を行うようにします。

[Windows]キー+[R]で「shell:startup」を入力します。

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スタートアップのフォルダが開くので、そこにBunBackupのショートカットを配置します。

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とりあえずOK。
不要になった場合はショートカットを削除すればOKです。

すぐに確認したい場合は再起動。または次の起動を待ってもいいでしょう。

私の場合は次に起動するタイミングで確認して、バックグラウンドで起動していることが確認できました。

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バックグラウンドで起動していれば保存した設定でバックアップが行われるはずです。