SEワンタンの独学備忘録

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【LPICレベル1】LPICレベル1(Ver5.0) 合格体験記と実施対策

一応合格しましたので、簡単に振り返りを行います。


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全体スケジュール

勉強期間と試験日は概ね以下の通りでした。

・LPIC101
勉強期間:6月中旬~9月上旬
受験日:9月上旬

・LPIC102
勉強期間:11月上旬~2月上旬
受験日:2月上旬

正直言って、これは時間のかけすぎだと思います

試験の性質上、暗記となる部分が多いので、特に合格を第一に取り組む場合には短期的に集中した方が効率がよいと思います。
あまり試験の準備期間というのは人と比較するものでもないと思いますが、平均8割程度とれるようになれば合格もかなり安定するのではないかと思います。

ちなみに私の受験前のLinuxに関する習熟度としては、Linuxについて本格的に学んだことというのはほとんどありませんでしたが、その他の技術を学ぶ際にLinuxサーバを触れざる負えない機会が多々あったので特定のコマンドの特定の使い方というのはある程度知っている状態でした。
また、LPIC102の勉強期間あたりから、偶然にも実業務でも触る機会が増えたので相乗的に学ぶことはできたため理解はより深まったような気がします。

実施対策

ここでは実際に私が行った対策を記述していきます。
LPIC101とLPIC102で概ね実施した対策は同じです。

書籍の読み込み

以下の書籍を簡単に読み込みを行いました。
元から余程Linuxに精通している受験者以外の場合には一冊くらいは体系的にまとまった書籍を用意しておくのが定石でしょう。

読み込みと言うと具体性がなく、人によって粒度がかなり異なると思いますが、私の場合は後述するブログまとめをやっていたので、一通り出題範囲を見て知らない単元などを確認した感じになります。

LPIC101は最優先で全分野に目を通して、二回目でなるべく内容の理解を行いながらブログまとめを並行しました。
LPIC102は、最初に出題内容だけ確認して、一回目の読み込みでブログまとめと並行して進めたので通しで読んだのは一度だけです。

書籍に関しては今回はこれの電子版一冊だけです。

実機確認

机上だけではなく、コマンドなどの実機確認も行いました。
やはり使ったことのないコマンドやオプションなどは実際に実行してみることは記憶の定着に有効だと思います。

私はもっぱら、Windows上にVMware workstationをインストールしそこに仮想マシンを立ち上げて実施していました。

但し、一部のコマンドやソフトウェアを動作させるのに設定が必要だったりで「素」の状態だとそれなりに時間がかかったりもします。
実行一つに苦労するとそれはそれで記憶には残りやすいし、範囲外のことも勉強になったりで良い面はもちろんあるのですが、総なめしようとするとややオーバーワーク感があります。そこは時間と要相談でしょう。

問題演習

問題演習に関しては定番の「ping-t」さん一本でいきました。
前述の書籍に含まれる問題も解きはしましたが、中心はやはり「ping-t」です。
CCNA/CCNP/LinuC/LPIC/Linux Essentials/HTML5/OSS-DB/オラクルマスター/ITパスポート/ITILファンデーション総合学習サイト

問題に加えて解説もかなりしっかりしているので、うまく活用できれば他の対策をすっ飛ばしてこれ一本でも合格圏に十分届くのではないかと思えるほど強力です。
ただ、個人的には「問題演習⇔実機確認⇔書籍の読み込み」は並行して実施することで理解が深まり、様々な問題にも対応できるようになるという側面はあると思います。

実際に私がどの程度実施したかは以下の通りです。

■LPIC101

LPIC101の範囲は無料で活用できます。
問題集は「旧システム」を使用して、全ての問題を「金」の状態になるまで繰り返し実施。
模擬試験はほぼ活用しませんでした。

選択式の問題集に加えて「コマ問」という入力式の問題集がありますが、こちらはほとんど実施しませんでした。

■LPIC102

LPIC102の範囲は有料で、3か月分を購入しました。
有料にはなりますが、問題演習目当てであれば、実施する場所を選ばない、繰り返しの実施がしやすい、期限が決まってくるなどの点から、明確な理由がない限りは下手な問題集よりは「ping-t」を薦めます。
問題集は「新システム」を使用して、全ての問題を「コンボ」の状態になるまで繰り返し実施。
模擬試験はほぼ活用しませんでした。

「コマ問」については各単元を一度ずつパーフェクトになるまで実施しました。


上記の二つに関して大きな違いはコマ問(入力式問題)の扱いですが、もし私がもう一度受けるなら「LPIC102」のやり方で実施します(この辺は後述する試験結果にも明確に現れました)。
LPIC101のときはLPICの試験が完全に初めてだったということもあり、入力式問題の比率も分からず少し侮っていたのですが、入力式問題はそれなりの比率で出題されます(体感3割前後??)。
なので、ファイルパスやコマンドなどはある程度自力で入力できるようになっておいた方がよいです。

但し、ping-t」の問題は本番試験と比較しても難易度が高いです。

選択式問題は、繰り返しの実施により「問題自体を覚えてしまう」ことがかなり正答率を上げてしまうので、オール金ぐらいが一つの目安でよいと思っています。
※本番試験は日本語が分かりにくかったりもして意図せず点数を落とす懸念もあるので

入力式問題については、体感難易度の差が顕著で、「ping-t」の方はオプションや書式も含めて完全回答を要求されますが、本番試験の方は「コマンド」自体や「オプション」のみの入力を求める問題が多かったと記憶しています。
なので、「コマ問」については正答率が低くてもあまり気を落とさず、最低限コマンドやオプションを単発で入力できるようになっておけば試験的には安定するのではないかというのが個人的な見解です。

ブログまとめ

前述の書籍で示される出題分野を指針にして、実機確認や調査した内容からブログにまとめました。
実機確認や内容理解の上まとめ直しが必然的に行われるので記憶にはかなり定着しますが、完全にオーバーワークです

人に薦める対策ではないのでここは宣伝、ご紹介です。

LPIC101 カテゴリーの記事一覧 - SEワンタンの独学備忘録

LPIC102 カテゴリーの記事一覧 - SEワンタンの独学備忘録

試験の所感

LPIC101

■試験結果
・点数 540
・合格ライン 500
・正解数   42/60

見ての通り、かなりギリギリの結果でした。何度か受けたら不合格になるときもあるぐらいのレベルだったでしょう。
試験実施中もかなり不安がある中の回答提出で、それなりに時間をかけての結果として合格はしたもののいまいちという感じです。

大きな原因の一つとしてはやはり入力式問題への対策が不十分だったことが挙げられます。
ただ、それにしても体感難易度はそれなりに高かった気がします(もう記憶もあいまいになってきていますが)。

LPIC102

■試験結果
・点数 720
・合格ライン 500
・正解数   55/60

LPIC102は一変してかなり余裕をもっての合格となりました。
試験実施中もこれは合格できただろうなぁと思いながら取り組むことができました。

この辺の結果が、前述のコマ問や入力式問題の熱弁につながっています。

LPICは今回のレベル1から始まり、レベル3までありますが一旦はここで停止します。
少しだけレベル2の問題を覗いた感じだと、かなりレベル1との関連性は深そうだったので続けて取り組むのは大いにありなのですが、最近はブログへの時間がそこまで取れない状況もありブログがLPIC関連に埋め尽くされてしまったのでなんか他のことをやりたい。

というかIPAの方ももうそんなに時間ないな。。