SEワンタンの独学備忘録

IT関連の独学した内容や資格試験に対する取り組みの備忘録

【エンベデッドスペシャリスト試験】令和4年(2022年)10月 結果報告


かなり時間が経ってしまいましたが、2022年10月に受験したエンベデッドスペシャリスト試験の結果が出ましたのでご報告です。
受験時の感想は以下の通り。

www.wantanblog.com

受験結果

結果は不合格でした。

諸事情につき詳細結果は載せないですが、午前Ⅱは予定通り通過、午後Ⅰは60前半、午後Ⅱは50後半で不合格となりました。

受験時の感触としては午後Ⅰは一番落ちている可能性が高いと思ったところですが、60前半での通過は予想の範囲内かなという感じ、午後Ⅱはある程度自信があったのですが50後半での不合格となり落ちるなら午後Ⅰと思っていたので少々ビックリしました。

午後Ⅱは回答を行った感覚としては6割をわることはなさそうだと思っていたので、恐らくどこかで大きめの読み違いがあったのだと思います。周りの受験者のできが午後Ⅰはあまり良くなく午後Ⅱは全体的に良かった可能性もありますがそこはもうしょうがないですね。

ES試験の出題構成の変更

なんと間が悪く、来年度からES試験は出題形式が変更になるようです。私としては結構な衝撃でした。

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:情報処理安全確保支援士試験及び情報処理技術者試験(高度試験の組込み分野)における出題構成等の変更について


特に大きいのは午後Ⅱが論文試験になるということ。。論文試験とはおさらばできたと思ったのに。。

IoTソリューションの適用対象の事業ドメインが多様化している中で各工程に対する受験者の専門的な実務能力及び経験を評価するために、午後Ⅱ試験を論述式の出題形式に変更するとともに、企画・要件定義分野を出題範囲に追加

それとは別にSC試験の形式も変更になっていました。150分の試験一本はそれはそれで結構きつそう。

ES試験の話に戻りまして、組み込みの論文試験は分野未経験の私にとってはかなりきつそうな試験となってしまいました。これまで通りの記述試験形式だったらまた来年頑張ればなんとかなるかなという感覚はあったのですが、ここにて論文になってしまったのはかなりしんどい。

ST試験やSA試験の組み込み分野の問題をなくして、ES試験に集約するという話だったので対策としては過去のST試験やSA試験の問題を参考にすることも考えられますが、ST試験とSA試験だと論文に書くべきことやポイントもかなり変わってくるので単純な集約にはならないような気もします。
ほぼそのままST試験とSA試験の内容が出題されるようなら純粋なES試験の受験者にとっては範囲が広くかなりの高難易度試験になってしまいます。

2023年のES試験は一応受験予定ですが、対策も出回ってないので組み込み未経験者からするとかなり対策が大変そうです。私的には他の論文試験の経験が活きるなら多少有利になる要素もありますが、、

IPAの狙い通り恐らく試験の専門性は上がりそうな気はしますね。
これまでより格式高い試験として扱われるようになればいいですが、組み込みの専門家かどうかに関わらず記述式なら受けてみるかで受けていた受験者層が受けなくなりそうなので受験者人数としてさらに減ってしまうんじゃないかって気もしますが大丈夫なんでしょうか。

あえて、ポジティブに捉えれば新形式の試験として対策のしがいはあるってのはあります。

終わりに

今回のES試験は勝負にはなったものの、ギリギリの実力で受験となってしまったので不合格という結果自体はまぁ腹落ちはしました。
惜しい結果だったのでもちろん悔しいですが

不合格と相まって翌年から出題形式の変更が個人的にはかなり痛く、合格まで一年延長どころか数年伸びてしまう可能性もありそうで、その点からはもう少し万全に対策すべきだったという後悔はあります。

来年度のES試験も多分受験はしますが、いろいろとどうするかは考えどころですね。
以上、お疲れ様でした。また来年度会いましょう。