SEワンタンの独学備忘録

IT関連の独学した内容や資格試験に対する取り組みの備忘録

【システムアーキテクト試験】2019年10月 受験してきました

お元気でしょうか。
令和元年10月20日に情報処理技術者試験が開催され、私は予定通りシステムアーキテクト試験を受験してきました。

当日の所感

今回は生の感覚が残っているうちに受験時の感想とかだけ書いておこうかと思います。
ホントは結果がでてから書こうと思っていたんですが、受験後に「受験前に」書いた記事にまぁまぁアクセスがあったのでなんか申し訳ないなぁと思ったりして。

実際に今回行った対策方法とかは受験結果が出てから書きたいと思います。
良し悪しはまぁ自分の中で多少は思うところもありますが、万が一参考にしてくれた方に悪い影響を与えても悪いですし、まぁしばらくはシステムアーキテクト試験の対策方法自体が求められることもないでしょうしね。

当日朝

予定通り起床。若干ドタバタしながら試験会場にたどり着く。
体調は悪くないが、やや眠い。
午前Ⅰは過去試験の結果で免除。

午前Ⅱ
自己採点結果 84点
実際の結果 恐らく上記通り

過去問からの出題割合が割と多かったと感じた。
感覚的なものなので、実際は普段とそう変わらないのかもしれない。

新問と思われる問題の中で数問は間違えている可能性が高いと思った問題があり、自己採点の結果だいたい間違えていた。
しかし、新問でも自信をもって解答できる問題も結構あったため、受験時にはほぼ通過を確信できた。

グラントバックの問題は過去問と選択肢の順番が変わってる??
まぁでも特に問題はありませんでした。

午後Ⅰ
自己採点結果 7割5分前後?
実際の結果 まだ不明

ここでの自己採点結果はあくまで解いたときの感覚値、まるであてにはなりません。この予測と結果の乖離が解いたときの感覚のズレになります。
IPAから正答が発表されたらそこでまた自己採点して本番と比較します。こっちの乖離は普段行ってる過去問演習の自己採点と本番採点のズレになります。

ここでの自己採点は正直低くだしておいた方が恥をかくとことなく気が楽ですが、これまでの経験に従って「7割5分」と出してみました。
これで午後Ⅰで落ちてたら記事を書くのも恥ずかしくなっていまいますからね。


変な自画自賛になるが、よく頭が回ってるなぁと自覚できた。普段過去問演習を行っているときよりはるかに冴えていた。

まず、問題選択は問1から3まではぱっとみたけどあまり選択する理由付けをできなかったので、あまり悩まずに問1と問2を選択することに決定


問1について

サービスデザイン思考に関する用語は正直よく分からず若干しり込みしたが、設問を見る限り専門性の高い解答は求められないと判断して普通に解き進める。
設問と本文が章立てで紐づいているタイプの問題だったため自然と設問を進めながら、問題文を該当する箇所まで読み進める方法で解いていった。

概ね無理やり言葉つくることなく、違和感のない解答作成ができる設問が多かったので、まぁまぁ自信はあった。
35分経過ぐらいでとりあえず切り上げ、問2へ進んだ。


問2について

容器管理システムに関する問題。

設問1は先に解答しきるのは効率が悪いと判断し、他の設問を進めながら解くべきと判断できた。
設問2や3は解答に違和感を感じる部分もありちゃんと見直すべきだったかもしれない。
時間的には結構余裕があり10分ぐらいは余ったはず。

午後Ⅱ
自己採点結果 B
実際の結果 まだ不明

まぁ「B」とは書いてますけど、まだ希望は捨ててはいません。ほんとに受かっててほしいなぁ・・・
こればっかりは待つしかない。


さて、願望や希望抜きにできる限り冷静に振り返ります。

問題選択。
まず、私の場合は見る前から問1か問2です。
問1はユーザインタフェースの設計についての問題。
話の流れ的には割と自然で書きやすそうな気がするけど、コンシューマ向けシステムを求められている感が強い・・・やったことないんですよね・・
問2はシステムテストについての問題。
システムや業務の内容はほんとになんでもよさそうだけどシステムテストの計画って全くかかわったことないなと、結合試験ぐらいなら似たようなことはあるからその経験からなんとか書くしかないかなと

結局は、「問2」を選択しました。

15分程度で問題選択から骨格作成まで完了。しかし、骨格の内容が薄めなため苦戦は必至という感覚。

【問ア】
基本的な問題で対象システムと業務について。
自分の中で割と定番の内容で対応できそう。後半でうまく回収できるかという問題はあるもののここでの減点はほとんどなさそう。
700字程度を40分手前ぐらいまでに記述した。

【問イ】
2-1が区分け、2-2が考慮した点という章立ての仕方をした。

そして、2-1の区分けがかなりグダグダになってしまった。
やはり区分けってなんだ?ってレベルで書き進めたがいけなかったか。
業務の内容での区分けと利用者アクターの区分けを示したが、「効率的にテストを実施する」という観点ではかなりこじつけになってしまった気がする。そもそも2つの区分けを設定すること自体がおかしい??2-1を書いている時点でかなり苦しかった。
どう見てもらえるか次第でもあるが、問イの前半でぐだるのは採点の観点でも相当きついだろう・・・

2-2の考慮については本文に書かれている内容から実務での経験を思い出して、テストの実施の順番や顧客との折衝が必要になる点を記述した。
考慮するに値する内容はかけたと思うが後半で時間が不安になってしまい畳みかける感じになってしまったが果たして・・

1000字程度を80分経過ぐらいで記述した。

【問ウ】
問ウがまたひどかった。たぶん200字程度書いたところでとても600字書ききれないと判断してほぼ全消しして方向性を変えた。
章立ては3-1が確認方法の検討、3-2は確認方法の採用という感じ。

3-1確認方法の検討
思い返してみれば、効率的に行う必要性について全然語れていなかった。
これがPM試験であれば恐らく思考的には、期限やコスト、人員などの制約があって必要だからこのような方法でやったという流れで書いていただろうが、SA試験に取り組むようになってからは、明示的に求められない限りその辺の思考がすっとぶようになってしまっていた。
必須ではなくても論理的に必要性を述べるならば組み込んだ方が説得力はでてくるのだろう。もし次があるのならば意識することである程度対処可能な改善点となる。
※実際のシステムアーキテクトとしてもQCDを気にせずとにかくやればいいってのは流石におかしいですしね

「それはそうとして」、今回実際に書いた内容としては検討の時点で、案を2案挙げた。
どちらも実際に業務でやったわけではないが、1案はあったら便利だろうなぁというものでこれはある程度具体的な内容が書けた。
もう1案は苦し紛れでその場で本当に適当に考えたもの・・・誰が読んでも今無理やり考えたんだろうというのが透けて見える内容だったと思う。

3-2確認方法の採用
先に挙げた1案を採用した理由を書いた。
この辺になると書き直したせいもあってもう時間ギリギリでかなり焦ったせいもあり本来書こうとした内容と異なることを書いてしまった。
理由の妥当性としては十分だったと思っているが、効率的という観点とは少しずれた着地になってしまった気もする。というかこれは致命的か。

後はおまけ程度でもう一つの案を採用しなかった理由、まぁコスパが悪いと。
もう少し書きようはあったはずだが本当に時間がなかった。

700字のラインまではいったけど、600字程度だったか、終了2,3分前に書き終えた。

全体の感想とか

現時点での予想としては本命は午後ⅡでB判定落ち、次点で合格、次に午後I落ちとかでしょうか。※言ってていやになりますが・・

言ったら完全敗北なんですが、午後Ⅱのテーマが私にとって書きにくい!

春に受けたPM試験(不合格)の午後Ⅱでもそうだったんですが、こっちが書けないから書きにくいけどこっちを書くしかないって状況になってしまった。。厳しい言い方をすれば前回の反省が全く生きてないですね。

PM試験とSA試験で午後Ⅱで書きやすいテーマがくるのを待つ待ちゲーになるのは嫌だなぁ・・論文に目がいきがちな試験ですけど午後Ⅰを安定して通し続けるっていうのもかなり至難の業ですしね。

少し、試験アゲをしておきますと、「システムエンジニア」であれば受験する価値はあるのではないかと思っています。

午前Ⅱはちゃんと対策しようと思えば、比較的新しい開発手法や考え方などに目を向ける機会にもなります。

午後Ⅰは技術観点ではそこまで気に掛けることがなかったりしますが、点数が思うように伸びないときには会計、在庫管理、勤怠などなど自分が経験したことのない「業務」にも目を向けてみようと思えるのではないでしょうか。これらは自身がシステム担当をすることにならなくても企業活動を行う上で必要になるものも多いですしね。

午後Ⅱは「経験の力業」でも突破できるものだとは思いますが、経験の棚卸しをする機会になります。
自身の経験から考えや必要性、工夫した点をあっさり文章化するというのは、ただただ経験を積んでいるだけではなかなか難しいことなのではないかと思います。
もし、経験が少ない状態で挑む場合(私はどちらかというとこっち)、なぜそのような設計になっているのか?その要件はなぜでてきたのか?または今行っている活動のなかで改善できることはないかと目線を上げて考える機会にもなると思います。


とまぁ少し偉そうなことを言ってしまったので、今回落ちようがこの試験は受かるまで戦い抜きたいと思います。
では、また結果発表のときに。