2021年10月受験のシステム監査技術者試験の結果がでましたのでご報告。
受験時の感想は以下の記事。
受験結果
結果は合格でした。
受験時の感想としては午後Ⅱはかなり自信がなかったですが、今まで合格となった論文試験も自信のあるものなどなかったので合格への期待はありました。
来年もう一度受験するのもしんどいのでここでの合格はかなり大きかったです。
振り返り
ここでは今回の結果に関して軽く振り返りを行います。
実施対策などは別の記事を作成予定です。
午前Ⅰ
免除期間内なので免除です。
午前Ⅱ
・午前Ⅱ:92点
問題なく自己採点通りでした。
システム監査の知識はとても仕上がっている状態とは言えなかったので受験時には解答状況も含めて不安はありましたが、自己採点で一旦は安心することができたので、ここではそこまで触れることはありません。
午後Ⅰ
・午後Ⅰ:73点
受験時にもある程度の通過の自信があり、結果としても通過でした。
通過した時点で、文句も何もありませんが、ある程度自信があったことを考えると点数としては少し下振れたかなという印象。
今回選択したのは以下の2問ですが、解答を持ち帰っていないとあまり振り返りもできませんね。
問1 チャットボット開発の企画の監査
問3 結合テストの監査
午後Ⅱ
・午後Ⅱ:A
午後Ⅱに関してはギリギリだったかもしれないし、他の受験者の方との相対的な評価もあったかもしれないし、運も込みだったかもしれませんが本当によくやったと思っています。
今回は以下の問題を選択しました。
問1 RPAツールを利用した業務処理の自動化に関する監査
私の業務経験としてはRPAツールの導入経験や使用経験もありませんでしたが、問2が割とガチガチのシステム監査問題だったのでそれを避け仕方なく問1を選択しました。
RPAもシステム監査業務も実際の業務経験がなく、準備も不十分な部分だったのでほぼ完全にその場で組み立てました。
覚えている範囲でざっくりと概要を書きます。かなりぼかして書くので概要もつかめないかもしれませんが。
■設問ア
自社内初のRPA導入プロジェクトという位置づけ。
期待される効果は業務上の作業工数削減。また同等の機能をシステム化した場合の開発コストの削減。
RPAを実際に使用するユーザ部門(人事部)が主体になって開発及び運用を行っていく。
■設問イ
・ロボット開発上のリスク
リスク:テストパターン不足により、品質が低下し期待した効果が得られない
コントロール:人事部側でテストパターンを作成してもらい、情報システム部員がレビューを行う
・運用・保守上のリスク
リスク:ロボットの管理が適切に行われず改修が困難になる、属人化してしまう
コントロール:情報システム部が持つノウハウを活用して仕様書を作成する
■設問ウ
※あまり覚えていない
・ロボット開発上のリスクコントロールの監査
レビュー管理票の確認。
他に何を書いたか。。。
・運用・保守上のリスクコントロールの監査
仕様書の改修履歴の確認。
人事部員に仕様書の必要性、理解度に関するインタビュー(とかだった気がする)
設問ウに関しては設問イの内容を受けてさすがにもう少し気が利くようなことを書いていたと思いますが、大まかなな流れとしてはこんな感じ。
RPAには深く突っ込み過ぎず、業務部門が開発運用を行うことを想像して通常のシステム開発運用で当たり前に行っていることをどのように業務部門に行ってもらうかということを書いたはずです。
論文試験では毎回自信ないと言っていますが、なんだかんだ毎回合格ラインには到達しているようなので、なんとか書き切れたら「いけたかもしれない」と書いてしまっていいのかもしれない。
論文試験も残るところITストラテジストだけになりましたが。
おまけ 受験者層に関して
システム監査技術者試験については他の高度試験と比較しても合格者の年齢層が高いという特徴がありますが、いち受験者としては論文試験の評価ランクの方が受験者層のレベルの高さを顕著に表していると思いました。
同時期に実施されたプロジェクトマネージャ試験の論文試験評価ランクと比較しても差は明らかです。
合格となるAランクに関しては恐らく受験者数に対する相対的な評価も入ってくるのではないかと思われますが、Bランクについてはシステム監査技術者試験で約44%、プロジェクトマネージャ試験で約25%となっています。
Bランクは、最低限の規定量と内容が書けているという評価になるはずですから、どんなテーマでも最低限は書き切る実力がある受験者層が非常に多いと予想されます。
あまり筆がのりませんでしたが速報も兼ねているのでこの辺で。