SEワンタンの独学備忘録

IT関連の独学した内容や資格試験に対する取り組みの備忘録

【システムアーキテクト試験】合格目指して④ 第二回セルフ模擬試験

秋期の情報処理試験ももうすぐですね。いかがお過ごしでしょうか。
前回同様、過去問を使ったセルフ模擬試験の振り返りを行います。時期が時期なのでほぼ最終調整です。

【実施の条件】

今回解いたのは平成28年度の過去問です。もちろん初見です。

年度以外の条件は前回と同じですかね。コピペで

実施の時間帯は本番に準拠していません。
制限時間のみ本番想定で以下の通り、一年分の過去問を一日で解きます。

・午前Ⅰ:免除
・午前Ⅱ:40分
・午後Ⅰ:90分
・午後Ⅱ:120分

午後Ⅰ、午後Ⅱは問題を印刷の上、手書きで解答しました。

余談ですが、セルフで模擬試験形式で解こうとするときは午前Ⅱ→午後Ⅰ→午後Ⅱの順番では解けませんね。
午後Ⅱがしんどすぎて取り組めなくなる。
仕方なしに午後Ⅱ→午後Ⅰ→午前Ⅱで解いてますね。完全に逆転していますがやらないよりは数倍はマシと

【午前Ⅱ】

解答時の所感

午前Ⅱについても平成28年の問題は解いていない、他の過去問の問題で見たことがあるぐらい。
午前Ⅱはやっぱりまだまだ見たことない問題が多く解答に不安を感じることが多い。

感覚としては可もなく不可もなくといった感じか。

採点結果と到達度分析

自己採点結果:76点

15問ぐらいは初見問題、既出の問題はほぼ確実に正答できた。
本番試験でもおそらく同じような感覚になると予想され、現状のレベルでも午前Ⅱで落ちる可能性は極めて低いと考える。

午前Ⅱに関してはさらに盤石にするために、不明用語については確実に抑えておくこと。
但しそこまで力を入れる必要はなくペースを崩さず過去問は軽く周回を継続する。

初見問題でもある程度は正解できているので、本番試験で初見問題が多く出題されてもあまり動揺せずに午後に取り組めるようにしたい。

後は以下の記事に平成28年度の備忘録を書き足すぐらいか。

www.wantanblog.com

【午後Ⅰ】

解答時の所感

組み込み問題は本番試験でも選択するつもりがないので、問1~3で選択を行う。特定の問題を嫌う理由が特に思い当たらなかった。図がなんとなく嫌な感じがしたため問3をきって、問1と問2を選択した。

問1

仕入れ納品システムの変更に関する問題。

文章がびっしりしており、データやファイルの数が多く読み解きにくい印象。
感触はかなり悪く、設問2を解いている途中に引き返そうかと思ったぐらいだ。結局そのまま解き進めたが。。
45分ぐらいには一問目を解き終えたかったのでいくつかの設問はなんとなく解答を作成して次の問題へ進めるようにした。

問2

問合せ管理システムの導入に関する問題。

問題はかなり読みやすかった。作成した解答も違和感を感じるものは少なく自信はあった。
スムーズに解答を作成でき、30分~35分程度で解答完了。
余った時間は問1に戻ったが結局解答を再作成することはなかった。

採点結果と到達度分析

自己採点結果:73.6点
問1:31.6点
問2:42点

午後Ⅰは完全な自己採点なので参考程度。

午後Ⅰの参考になる配点がなければ、問題数と設問で求められる文字数を基準に点数を割り振ればよい。
合計が約50点になれば後は割合を求めて50点換算すればそれっぽくなる。

点数的には概ね解いたときの感覚通りであった。
感覚と点数が一致するのはIPAの求める解答イメージと自身の感覚が合ってきたとも言えるので、合格基準点を割らないのであればよい傾向と考える。

今回の問題的な特徴としては設問が問題文の段落に紐づいているタイプの問題だったこと。
このタイプはまず、どの辺まで流して読み進めればよいかというのが分かりやすい。
但し、システムアーキテクト試験の午後Ⅰの特徴として、紐づいた段落より後に設問に解答するためのヒントがある場合もあり、敢えて少し先まで読み進めることが有効になることも多い。
これは私がこれまで勉強してきてつかんだ感覚的ことでもあったが、今回もその方針で解いた。

問1のピッキング関連の設問は結局いまいちしっくりこなかったがあまり気にしなくてもよいと思っている。

午後Ⅰは常に高得点が狙えるわけではないが、問題2問分あれば6割を下回ることは確率的に少なくなってきたと感じる。また、午後Ⅰはこれまで受験してきた他の区分の経験が生きる部分でもあると思っているので、基本はもうこのまま本番試験に臨めばよいと思っている。

高度区分の午後問題は参考書やネット上でも様々な考え方や手法が出ており、勉強し始めはいろいろと試してみるも一着だと思うがここに関してはもう振りまわされる必要もないだろう。

システムアーキテクト試験の午後Ⅰはその場でパフォーマンスを十分に発揮できるかという点も大きいのでそこだけ気を付けていればよい。



お気づきだろうか。得点結果が前回の平成29年の結果と非常に似通っていることを。
まぁ見てないですかね、以下の記事のことです。
www.wantanblog.com

なんか問1が難しい傾向にあるんですかね??全くあてにはならないしそれで問題を選択するのはミスったときに後悔が大きい気がするのでやるつもりもないですけどまぁおまじない程度で。

【午後Ⅱ】

解答時の所感

平成28年は問1が「業務要件の優先順位」に関する問題、問2が「システム移行」に関する問題。

内容的にはどちらも本格的には業務で取り組んだことはない。
しかし内容的に具体的な話ができるのは問1の方と判断し、問1を選択した。

問題選択はストーリーの核となる設問イで具体的な話が展開できるかで判断することが多い。

他の問題では設問イに書く内容からウやアの内容を決めていくこともあるが、今回の問題に関しては以下のように逆算的にストーリーを決めた。
設問ウの業務要件とその優先順位を予め決める。
最終的にウの内容になるように評価項目とその重みづけを行う。
設問アで、イとウで必要な情報を説明しておく。

設問アについてはだいたいいつもそうだが時間削減のために単語レベルのメモ書きしかしていない。

設問アまでで40分
設問イまでで90分
設問ウまでで115分ぐらいのペースで書き、規定文字数以上の論文を書き終えることができた。

採点結果と到達度分析

自己採点結果:A

希望的評価。
評価自体が難しい部分も多いが確定的に大きな減点となるところは見当たらなかったし、何よりほぼ最後の自己評価になるので、自身としてはシステムアーキテクトに認定してあげたい。


文字数的には以下の通りで、個人的にはほぼ理想的な文字数だっただろう。
設問ア:700字程度
設問イ:1000字程度
設問ウ:800字程度

まず全体としては、ストーリーの矛盾は見当たらない。
確実に日本語としておかしい部分が一か所あった。またそのままだと意味の伝わりにくい勘違いが起きる可能性がある表現が数か所あった。
この辺は、気を付けはしたいが、厳しい制限時間がある中では慣れの問題も大きくすぐさま改善は難しいだろう。


設問ア

今回は対象システムの概要とその開発目的、及びその業務概要についての問題。

システム概要については特に問題ないレベルだったと思う。後半でその内容を拾えればなおよい。
開発目的についてはざっくり言うと業務コストの削減で、明確に示すことができたが若干説明が軽く浅い内容だったとも感じる。ここに関してはどこまで深い方がいいのかは分からない。

業務概要について、業務と業界の組み合わせでそこ特有の話もできた。
ただ、後半で使用しない不要な話をつけ足してしまったのは気になるところ。

設問イ

まずは優先順位をつけるための手順についてだが、ここは多少は書き方を多少変えるぐらいで特に工夫なく問題文に書いてること順序をほぼそのまま書いた。
その後の部分で設定した評価項目や重みづけの話をすることが必須なので、ここは問題文の流れに沿うのは仕方ないところだろう。

評価項目の設定と重みづけについて、ここは最重要部分になると思うがここの評価は難しい。
評価項目として、利用者の業務効率化と運用コスト削減を挙げ、利用者側の重みを大きくつけるとしたがその理由が納得性の高い説明ができていたかは怪しい。
ここの部分は減点をくらう可能性もあるだろう。

設問ウ

実際に業務要件を例示し、優先順位を決定する部分。

業務要件は本システムと顧客特有の内容になっているため、内容的には問題ないと思っている。
評価自体は定量化して具体的な数値で出してみた。評価理由についてはもちろん記述しているが、その妥当性については自身での評価は難しいところだろう。